虫頭

Saturday, September 16, 2006

卵から成虫までの各ステージについて


メールいただきました。自然界で交尾済みのメスがたくさん卵を生んでくれたようで良かったですね。僕も昨日のお引っ越し作業のときにメスのケースを調べてみたら、写真のとおり卵を5つ見つけました。とても白くて、細長いですね。一匹だけしばらく顔を見せな雌がいたので多分ずっと土にもぐってひとつずつ生んでくれたのだと思います。とてもていねいに生んであって、ケース一番下の固めにしておいた部分(5センチくらい)に点々と見つかりました。このメスは自然界で交尾済みだったのでしょう。さて、グラントシロカブトの一生のスケジュールについてですが、日本でグラントシロカブトを飼育している人のお話(12ヶ月〜15ヶ月)とアメリカで飼育されている方のお話(25ヶ月)とでは異なる部分もあるのですが、こちらで読んだある本によれば平均的には以下のとおりとありました。

卵:3ヶ月
1令:1ヶ月
2令:2ヶ月
3令:14ヶ月
蛹室作りから蛹になるまで:半月
蛹:1ヶ月
成虫:3.5ヶ月

日本のカブトムシに比べてとにかく卵でいる期間と3令の期間が長いですね。今度写真をお見せしますがなにしろ昨年9月に卵だった幼虫たちはいまだに2令もしくは3令幼虫です。かれらが成虫になるのは来年の夏でしょう。なんでこんなに長いんでしょうね。ヘラクレスのような大型のカブトムシなら長いのもわかるような気がしますが、グラントシロカブトの大きさはだいたい日本のカブトムシと同じです。僕はたぶんアリゾナの乾期や雨期といった特別な気候と関係あるように思います。

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