灯火採集
どうやってつかまえたの?という質問についてですが、ぼくの場合はいつも夜、あかりに集まってくるカブトムシを捕まえます(日本でもそうでした)。場所はいろいろですが、明かりの種類がポイントで、蛍光灯のような白っぽいあかりであることが大事かな。町によっては街灯をオレンジ色に統一してしまっているようなところもあって、こういうところはまったく虫が集まらずつまらないです。昼間のうちに下見をしておいて、夜になったらあちこち車でうろうろします。日本人などいないような田舎に行くわけですから、いくら良さそうな場所があっても、地元の人しか立ち寄らないような場所はなるべく行かないようにしています。でも、3年前にはじめて行ったときには、もう夢中になってしまい、誰かの会社の倉庫の入口でうずくまっていたりしてご近所の人に怪しまれてしまい反省です。「ここ、よさそう!」と思う条件は他にもあって、白っぽい壁とかコンクリートで舗装されていることなども2番目に重要です。ところで、カブトムシが飛んでいるのを見たことありますか。あかりのまわりをぐるぐる回ったな、、と思ったら、突進して墜落。これも日本でもアメリカでも同じです。一度ひっくり返ってしまうと起き上がることが出来ずにもがいているのもまったく同じ。運良くひっくり返らなくても、あまり動き回らずじーっとしているのは脳しんとうでも起こしたかのしら、、と思わせます。ノソノソしていますから交通事故にあうことが多くて、探しにいってひかれてしまったカブトムシを見るのは本当につらい。見つけるたびに、もうちょっと早く来ていたら救出してあげられたのに、、とか、結局朝を迎えてしまいアリゾナの強い日差しを受けて熱死してまったものを見つけるときも、、「あーあ、、」という感じです。日本ほどではないと思いますが、こちらにもかぶとむし好きな大人がいて、夜中にばったりそういう人に出くわすことがあります。今年は、ある国立公園のまっくら闇の道路で、白いシーツの上に蛍光灯をたてて灯火採集(とうかさいしゅう)をしている人に会いました。そのときは集まってくるのは小さなコガネムシや蛾(ガ)でしたが、足下がもぞもぞするので、「あれ?」と思ったらタランチュラがいてチョットびっくり。おしゃべりに夢中になって全然気がつきませんでした。
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