(112313) Pleocoma australis Pleocomidae(Southern Rain Beetle)
- CFの男子洗面所。死体で発見。おそらく洗面所の照明は付けっぱなしなのだろう。ひっくり返ってそのまま起き上がれなかったような状態。もう一体は洗面所内のクモの巣にひっかかった状態。
- 後日(12月19日)の日中の雨の中、再びCFであちこち探してみたが何もいなかった。
- 昨年MHで捕まえた種より体色が黒い。体毛の色は同じ。
- 昨日のCF一帯のかなりの雨の中を探してみたけれども日中の為なのか、既にシーズンが終わってしまったのか見つけることができなかった。ただし、コナラと思われる木の根元周辺を掘ると既に何かによって掘られた後の穴も確認出来た。
- 上記種の同定はTS氏。
- 約30種が米国西海岸の各州とユタ州の一部で確認されている。→全種を生きた状態で見るのにどれたけの時間がかかるだろうか。まずは標本集めからコツコツ始めるしかない。
- Pleocoma puncticollisは海岸沿いのサルビア等の茂みのある低木群生地に生息。→次回の雨の際には徹夜覚悟でNP&TP迄出動すること。サルビアの見分け方につき要検討。
- Pleocoma australisは松やブナ科コナラ属の森に生息。→CFやMHでコナラ属の木の見分け方につき要検討。
- 上述2種についてはメキシコ(バハ・カリフォルニア)にも生息。
- シトシトと降る長雨(降雨量数インチ以上)の後の夕暮れもしくは早朝、あるいは曇りか雨がずっと降り続く日中、雄は山麓の丘や山中の地面すれすれの低空飛行で雌を探す。→前回のCFでは日中で暗い森だった。こういう場合はライトトラップを試してみても良かったし、帰りの渋滞覚悟で夕暮れまで粘っても良かった。次回はTCとMHに加えてSVMPも試したい。
- 雌は穴から出てくることはなく、入り口で雄を待っているだけ。飛行中の雄は雌のフェロモンを頼りに雌を探すわけだが、交尾後は再び入り口を閉じて産卵のために元来た道を戻ってしまう。卵は春から初夏にかけて孵化する。
- 幼虫の発育は非常にゆっくりとしたもので10年〜12年。雄は羽化した後も約一ヶ月近く土の中で最初の雨を待ってから飛ぶ。雌は地表まで掘り進んで雄を待つ。
http://www.youtube.com/watch?v=eclWC1knmU0
http://www.youtube.com/watch?v=aaXejF_BvP0
http://www.youtube.com/watch?v=ovT6K1WnRHE
https://www.sdnhm.org/archive/fieldguide/inverts/pleo.html
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