セミ(Platypedia laticapitata)Woodland cicadas / Wide-headed cicadas
Family科:Cicadidae (Cicadas)セミ科
- 042017 mt@tcsp 正午頃 快晴 風強め
- 同じポイントにて鳴き声が多くなってきただけでなく、鳴いている場所が少し低い場所に広がってきた。
- トレイル脇で鳴き声を頼りに一匹目視。小網二刀流で両面を塞いでも枝を上下に小忙しく移動するのみで飛ぼうとしない。数十秒囲い込みを試みたが、枝を挟んでいるため隙間ができてしまい、そこから地面にポトっと落ちてしまい見えなくなった。飛んだというよりは死んだ真似をして地面に落下したかのような見逃し方。
- 同じポイントにて、低木にて無心に鳴く一匹を小網二刀流にて挟み撃ちに成功。鳴き声を聞いて近寄ってから周辺を飛び回る様子を見せたが、飛び移った先ですぐに鳴き始めたので追跡出来た。鳴きながら小忙しく移動するのが特徴。
- 3匹目と4匹目は目視のみ。鳴き声を頼りに見つけた時には、交尾までお互いの距離あと数センチといった状態に見えた。
- 鳴き声の野外録音は風防が無いと難しい。iM2用注文済み。
- 採集したものを触ってみたが、30秒位死んだ真似をしているかのように動かない。地面にそっと落としてみると、にわかに動き始めたが、そもそも、死んだ真似をする蝉なんているのだろうか。要確認。
- "Cicada of California"(JOHN N. SIMONS)によれば、本属は、腹部の鼓膜(Tympana)が縮小されているため他の蝉のように鳴き声を発する機能を果たしてない。その代わりに羽をこすり合わせたクリッキング・ノイズを発生させる、とある。この様子(パタパタ)を目視は出来ているが動画撮影に至らず。今後の課題。
- 「Platypedia屬 は 北 米 に 現 存 せ る もの約13種、 化石1種を産し、 發音器を具へ すして翅に依つ て拍撃音を發 する點が一般の彈と著しく異つて居る。 斯くの如き體制と習性を有すること に依 り、 私は.Platypediinaeなる新亜科を設けて從來の Tibicininaeから獨 立せ しむるこ と s した(詳細は近 く刊行する Monograph of Cicadidaeに發表 する豫定で ある)。 」なる加藤正世博士の文章を発見。出典要確認。当時、加藤博士は本属の生態を観察したのだろうか。
- "Cicada of California"によれば、蝉は全米に173種/17属。内、カリフォルニア州に65種/8属。本属については、P. aperta(Los Angeles◎)/P. areolata(Los Angeles✖️)/P. barbata(Los Angeles✖️)/P. bernadoensis(Los Angeles✖️)/P. falcata(Los Angeles✖️)/P. laticapitata(Los Angeles◯)/P. mariposa(Los Angeles✖️)/P. middlekaufli(Los Angeles✖️)/P. minor(Los Angeles✖️)/P. putnami keddiensis(Los Angeles✖️)/P. putnami occidentalis/P. putnami putnami(Los Angeles◯)/P. rufipes(Los Angeles◎)/P. scotti(Los Angeles✖️)/P. similis(Los Angeles✖️)/P. sylvesten(Los Angeles✖️)/P. tomentosa(Los Angeles✖️)/P. usingeri(Los Angeles✖️)/P. vanduzeei(Los Angeles◯)。少なくともLA郡の5種については、採集地記録の確認。タイプ標本の確認。あるいはbioquipsで標本を見せてもらうのも手。
- 本属については同定のポイントが36ある。要確認。
- 当時の蝉収集家として貢献したF. H. Wymoreなる人物の記述が"Cicada of California"にある。要調査。
- WindScreenをiM2に装着して録音試行中。周囲の騒音(犬、ゴミ収集車やバイク)に負けてしまうため現在input270%で録音しているが、次回は300%迄引き上げてみること。iSaidWhat?!の編集方法もだいぶ要領を得てきたが、切り取り部分だけをパソコンに移す作業がまだ確認出来ていない:https://soundcloud.com/josh-kandy/platypedia-laticapitatawoodland-cicadas-wide-headed-cicadas
- 042717:午後2時頃。73度。快晴。
- Mトレイルに入る手前のごく平坦な草むらに点在するOak Treeあたりからも鳴き声が聞こえるほど広範囲になってきた。いつもの採集ポイントではあちこちから鳴き声が聞こえ、今月初め頃に比べれば、個体を確認するのもかなり容易。
- 本種は鳴きながら頻繁に移動をする場合が多く、小枝を上下左右に自由自在に移動できる。後ずさりもできる。小網にて枝の両側から挟み撃ちにしても、慌てて飛び立つことはなく、むしろじっとしている。
- 成虫飼育のためにChamise, Greasewood(Adenostoma Fasciculatum)もしくはWild Lilac(Ceanothus oliganthus)の苗木を準備すること。
参考url
http://ci.nii.ac.jp/els/110003377611.pdf?id=ART0003854108&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=&lang_sw=&no=1492732382&cp=
http://ameblo.jp/cicadetta1121/entry-12247514360.html
http://www.laspilitas.com/nature-of-california/plants/1123--ceanothus-oliganthus-oliganthus
http://blog.createkensakuengine.com/calirattle/author/rambaral
http://nativegardener.blogspot.com/2011/03/march-mountain-lilacs-in-canyon.html
http://ameblo.jp/cicadetta1121/entry-12247514360.html
http://www.laspilitas.com/nature-of-california/plants/1123--ceanothus-oliganthus-oliganthus
http://blog.createkensakuengine.com/calirattle/author/rambaral
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