虫頭

Wednesday, May 30, 2018

養蜂ワークショップ101 第3回


  • 180415 cw 9am-10:30am
  • 今回から養蜂防護服着用。前回同様100人弱は参加。家族連れもいる。皆嬉しそう。
  • 出席確認時にグループ分けされ、グループ毎に養蜂箱が設置されている場所へ向かう。防護服を適切に着用しているかのチェックまで受けた。きわめて大人しい西洋ミツバチで何もここまでしなくても、、と思うが、ここではフルスーツと足元の完全防備が要求されている。刺された際の法的問題に備えた契約書にまでサインさせられる。
  • 出席者の過半数は100ドル前後の最新の二重構造のフルスーツ。安物ですませている人は少数派。ほとんどが白だが、ごく数名だけピンクや黄色の人も。同じグループ分けされた人の中にはもう実際に養蜂を始めたばかりの人、自宅の庭の堆肥置き場にミツバチが巣を作ってしまって今後の対応を考えている人、最近のミツバチを守れ運動に興味がある人などが混じっていた。
  • 説明してくれたのはケビンさん。他にもアシスタントが二人(クリスとニック)。使い込まれたボロボロの防護服。
  • 検分する養蜂箱は全部で3箱。近隣では馬の飼育がされている住宅地の割には広々とした土地。自然保護地区に隣接しているわけではないが、雑草、人為的に植えられた花や樹木の目立つ住宅街の一角。養蜂箱のすぐそばには大きな蜜蜂専用の水飲み場も用意されていて、他の野生動物が近づけないよう金網がけがされていた。
  • 巣箱は先週セットされたばかりで、今日初めて女王蜂の確認作業を行った。具体的にはqueen cageから出たかを確認したが3箱とも無事脱出して巣枠に確認出来た。ケビンさんによれば、もしも一週間経過した時点で女王蜂がqueen cageから出ていなければもう出してしまう必要がある。←こうした巣枠の確認作業中に女王蜂がびっくりしてどこかに飛んで行ってしまうことはどれくらいの頻度で起こりうるのだろう?
  • 養蜂箱をあける際に、入り口部分に向かって燻煙器で少しだけパフパフと燻煙する。燻煙器を使う際には、近くにシャベルや消火器を準備して必要ある。ちょっと作業を間違えてだけでも火事になる可能性はあるので。
  • 蜜蜂の為の水飲み場について、蜜蜂は泳げないので浮き草や石などの足場が必要。水は2ヶ月に一回程度取り替えること。
  • 燻煙器はフレームを動かす前にも少しすること。パフパフのやりすぎも駄目。
  • 通常であれば、女王蜂は数日でqueen cageからキャンディーを食べて脱出することが出来る。
  • 巣枠の無数の働き蜂の中から女王蜂を探す作業を行う際、巣枠をくるっとひっくりかえして反対側を見るテクニックを教えてもらった。幼虫のいる巣房にはゼリー状の物質が光って見えて、そのなかにC形状の小さな幼虫がどっぷり浸かっている姿が確認出来た。幼虫のサイズはカブトムシの初令よりもはるかに小さい粒のよう。
  • ケビンさんは、巣枠をトントンと少し働き蜂を振り落とす作業を推奨していた。←蜂を怒らせることにならないのだろうか?
  • 花粉の確認作業。花粉は幼虫と女王蜂のためのタンパク源となるもので、花粉の入っているセルの色は花の種類によって異なり、オレンジ、赤、緑、茶、ベージュ等々。forager役の蜜蜂は花粉を消化できず、nurse役の蜜蜂が花粉からゼリーを作り幼虫や女王蜂に与える。←クリスだったかニックだったかが、foragerは花粉を消化出来ないのだと言っていたが、どうしてだろう?nurse育児係をしている若い時期にだけ花粉を消化してロイヤルゼリーを分泌できる機能があるということなのだろうか?それとも役割分担の関係だけなのか?
  • もしも女王蜂が死んでしまった場合は、新しい女王蜂を再注文すること。カリフォルニアはアフリカナイズドの影響を受けてしまっているゾーンなので。←具体的にはどういうことなのだろう?残された働き蜂が、野生のアフリカナイズドの雄蜂と交尾をする可能性がある、ということなのだろうか?それともアフリカナイズドの女王蜂が侵入してくる可能性があるというのだろうか?質問するとすれば、女王蜂のいない働き蜂だけの巣には放っておくと何が起きるのだろう?そもそも無精卵でも雄蜂が生まれるのはなぜだろう?
  • 養蜂箱に戻ってくるforagerの後脚についている花粉の色を良く確認すること。
  • 花が見当たらなくなる8月になったら砂糖水を与えること。
  • この時期にcapped broodのある巣枠を見つけたら順調のサイン。同じ環境にあるいくつかの巣箱を開けてみても進捗は異なる。養蜂箱毎の働き蜂の数量の差が主な要因と思われるけれど。
参考url:
http://honey.3838.com/lifestyle/meal.html
https://www.perfectbee.com/a-healthy-beehive/inspecting-your-hive/inspecting-and-understanding-the-brood-pattern/
http://www.kawai-land.com/inpaku/beeroom03/beeroom03c.html
http://www.ooba-beekeeping.co.jp/honey_book/
https://www.bee-lab.jp/product/index.html
http://scmi.us/010.html
http://urasoe-apiary.sakura.ne.jp/hatarakisanran.html
https://38qa.net/517
http://www.beekeeping.or.jp/honeybee/biology

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