標本作りなら志賀昆虫普及社
10月に入りメス達はもぐったままでエサにもほとんど食べたあとがありません。一方オスたちは食欲旺盛でときどきけんか等しながらまあまあ元気に暮らしています。
さて、
前にもお話したように標本作りは苦手ですが、今日はごく簡単な方法について少し説明します。まず、死んだカブトムシは一日以上たつと体が固くなってしまうので、かっこいい標本になりません。毎日お掃除とかエサの取り替えをするでしょうから、見つけ次第すぐに流水でさっと水洗いしてあげてください。このとき良く観察するとまだわずかに生きている場合もあるのでそうした場合はそっとしておいてあげるのがいいと思います。土がこびりついている時は古い歯ブラシなどでそっとふきとることもできます。次に、平らな木の板(写真では板の上にペーバータオルをしいています)にていねいにおいて、そして写真のように昆虫針を使って脚、触覚あるいは体のねじれなどを調整してください。こうして数日で体は完全に固くなりますから、次は標本箱に固定することになりますが、正式には右側の羽の少し上に昆虫針を一本だけ刺します。そのとき、どこで、いつ採集したのか記録のための小さな紙も一緒にさしておくとあとになって整理するときに便利です。標本箱にはナフタリンなどの防虫剤を一緒にいれておくことも大事です。さて、ここにあげた標本用の道具一式の入手方法ですが、一緒に行けなかった「むし社」に行っても売っていますが、ここは元祖・昆虫屋である志賀昆虫普及社(住所:東京都渋谷区渋谷1-7-6 電話:03-3409-6401)をおすすめします。このお店の昆虫針は世界的にも一流ですし、標本作り用の木の板(”展翅板”:てんしばん)や標本箱等の道具も充実しています。お店の人にカブトムシを標本にしたいと相談すれば必要な昆虫針のサイズ等をすすめてくれると思います。来年は一緒に行けるといいですね。ちなみにここの虫取り網もとても良いもので僕も軽井沢用に一本、アリゾナ用に一本持っています。むし社と違って生きた虫は一切売っていませんが、昆虫を捕まえるための道具、観察するための道具、標本にするための道具ならオリジナル商品がたくさんあってお店の人も専門家です。これに比べて、むし社はバイトのお姉さんとかが対応する場合が多いし、生きた虫を飼いにくる人がぞろぞろ来ますから一人のお客さんにあまり構ってくれない印象があります。
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