虫頭

Sunday, August 19, 2007

青銅金虫


東京から持ち帰った資料を片付けていたら、井の頭公園で見かけたコガネムシの写真がでてきました。調べてみると「アオドウガネ」というらしい。成虫は葉を食べる害虫とありましたが、そもそも「歯」がないのにどうやって「葉」を食べるのでしょうか。同じ甲虫目のカブトムシの口を見る限り蝶のイモムシみたいに葉をかじることなど出来そうに見えません。「葉を食べる」というのは具体的にはどういうことなのか専門家の方に伺ってみたいものです(おそらく”かじる”のではなく”葉に傷をつけて吸う”のではないかと想像しています)。また、漢字で書くと「青銅金虫」と説明しているサイトがありましたが銅が錆びたときの青色に由来するのでしょうか。これも専門家の方に伺いたいです。さらに、著名な昆虫写真家で海野和男さんという方がいますが、その方のサイトにアオドウガネのおもしろい写真がありました。昔は日本では見られない種類だったのに今では東京でもっとも普通に見られるものとなったとのこと。南方の果物を運ぶ船に乗ってきたのかな。

参照:http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200707/1184718823.html

羽化しました


この一ヶ月いろいろありました。ニューヨーク、東京、アリゾナ、、と「虫」満喫の夏休みでした。写真は8月8日から12日の間に羽化した成虫です。2年かけて立派な大人になりました。アリゾナで野外採集したもののなかには随分と小型もいるものですが、ミタニ製のメガマットが良かったのでしょう。蛹の姿こそ掘り起こしたりして確認していませんが、今思えば3令以降のエサ取り替えのタイミングに少し気をつかう程度でした。とはいえ、今のところ地面に出てくるのは2匹のオスと1匹のメス。あとの10匹程度はまだ土の中みたいです。中には幼虫のまま未だに食事しているのもいるようで、皆思い思いに暮らしているといったところしょうか。アメリカらしいですね。