虫頭

Thursday, April 20, 2017

セミ(Platypedia laticapitata)Woodland cicadas / Wide-headed cicadas 

Family科:Cicadidae (Cicadas)セミ科
Genus属:Platypedia
Species種:laticapitata



  • 042017 mt@tcsp 正午頃 快晴 風強め
  • 同じポイントにて鳴き声が多くなってきただけでなく、鳴いている場所が少し低い場所に広がってきた。
  • トレイル脇で鳴き声を頼りに一匹目視。小網二刀流で両面を塞いでも枝を上下に小忙しく移動するのみで飛ぼうとしない。数十秒囲い込みを試みたが、枝を挟んでいるため隙間ができてしまい、そこから地面にポトっと落ちてしまい見えなくなった。飛んだというよりは死んだ真似をして地面に落下したかのような見逃し方。
  • 同じポイントにて、低木にて無心に鳴く一匹を小網二刀流にて挟み撃ちに成功。鳴き声を聞いて近寄ってから周辺を飛び回る様子を見せたが、飛び移った先ですぐに鳴き始めたので追跡出来た。鳴きながら小忙しく移動するのが特徴。
  • 3匹目と4匹目は目視のみ。鳴き声を頼りに見つけた時には、交尾までお互いの距離あと数センチといった状態に見えた。
  • 鳴き声の野外録音は風防が無いと難しい。iM2用注文済み。
  • 採集したものを触ってみたが、30秒位死んだ真似をしているかのように動かない。地面にそっと落としてみると、にわかに動き始めたが、そもそも、死んだ真似をする蝉なんているのだろうか。要確認。
  • "Cicada of California"(JOHN N. SIMONS)によれば、本属は、腹部の鼓膜(Tympana)が縮小されているため他の蝉のように鳴き声を発する機能を果たしてない。その代わりに羽をこすり合わせたクリッキング・ノイズを発生させる、とある。この様子(パタパタ)を目視は出来ているが動画撮影に至らず。今後の課題。
  • 「Platypediaは 北 せ る 13種、 化石1種を産し、 發器をしてつ て拍撃しく斯く如きと習性をするこ依 り、 私.Platypediinae亜科を設從來の Tibicininaeから立せ しむるs した(近 く刊行する Monograph of Cicadidaeする豫定ある)。 」なる加藤正世博士の文章を発見。出典要確認。当時、加藤博士は本属の生態を観察したのだろうか。
  • "Cicada of California"によれば、蝉は全米に173種/17属。内、カリフォルニア州に65種/8属。本属については、P. aperta(Los Angeles◎)/P. areolata(Los Angeles✖️)/P. barbata(Los Angeles✖️)/P. bernadoensisLos Angeles✖️)/P. falcata(Los Angeles✖️)/P. laticapitata(Los Angeles◯)/P. mariposa(Los Angeles✖️)/P. middlekaufli(Los Angeles✖️)/P. minor(Los Angeles✖️)/P. putnami keddiensis(Los Angeles✖️)/P. putnami occidentalis/P. putnami putnami(Los Angeles◯)/P. rufipes(Los Angeles◎)/P. scotti(Los Angeles✖️)/P. similis(Los Angeles✖️)/P. sylvesten(Los Angeles✖️)/P. tomentosa(Los Angeles✖️)/P. usingeri(Los Angeles✖️)/P. vanduzeei(Los Angeles◯)。少なくともLA郡の5種については、採集地記録の確認。タイプ標本の確認。あるいはbioquipsで標本を見せてもらうのも手。
  • 本属については同定のポイントが36ある。要確認。
  • 当時の蝉収集家として貢献したF. H. Wymoreなる人物の記述が"Cicada of California"にある。要調査。
  • WindScreenをiM2に装着して録音試行中。周囲の騒音(犬、ゴミ収集車やバイク)に負けてしまうため現在input270%で録音しているが、次回は300%迄引き上げてみること。iSaidWhat?!の編集方法もだいぶ要領を得てきたが、切り取り部分だけをパソコンに移す作業がまだ確認出来ていない:https://soundcloud.com/josh-kandy/platypedia-laticapitatawoodland-cicadas-wide-headed-cicadas
  • 042717:午後2時頃。73度。快晴。
  • Mトレイルに入る手前のごく平坦な草むらに点在するOak Treeあたりからも鳴き声が聞こえるほど広範囲になってきた。いつもの採集ポイントではあちこちから鳴き声が聞こえ、今月初め頃に比べれば、個体を確認するのもかなり容易。
  • 本種は鳴きながら頻繁に移動をする場合が多く、小枝を上下左右に自由自在に移動できる。後ずさりもできる。小網にて枝の両側から挟み撃ちにしても、慌てて飛び立つことはなく、むしろじっとしている。
  • 成虫飼育のためにChamise, Greasewood(Adenostoma Fasciculatum)もしくはWild Lilac(Ceanothus oliganthus)の苗木を準備すること。


参考url

Tuesday, April 18, 2017

セミ(Platypedia laticapitata)Woodland cicadas / Wide-headed cicadas


Family科:Cicadidae (Cicadas)セミ科
Genus属:Platypedia
Species種:laticapitata
  • 041317 mt@tcsp
  • 昨年と同じポイントにて鳴き声を確認。気温が70度に達しない日が多いこと、曇り日が多いこと等もあり、鳴き声の数も未だ少ない。そもそも日差しが雲に遮られると鳴かないし、日差しが弱いと周辺の足音や気配にもより敏感になっているような印象ある。
  • 041417. 同じポイントにて、日差しが強く鳴き声が多い。地面すれすれの草むらで鳴いている雄を確認したが、採集できたのは近くにいた雌(多分。まったく鳴かないので)。
  • 041617. アゲハ飼育中のフェンネルの枝にとまらせていたが、日差しを追いかけてネットに移動してしまう数日を経て徐々に弱ってきてケージ床を歩行するようになってしまった。少し目を離している間にフェンネルのプランターの隙間で生活していた蜘蛛に捕獲されてしまった。
  • 来年は4月になったらなるべく同ポイントに出向いて、一番蝉を確認すること。
  • 今シーズンの今後については、雲がない快晴の気温が上がる日を選んで出向く。曇ったり晴れたりの日は待ち時間が長くなる。
  • 小網二刀流はさみうちを試してみる。
  • iPhoneでの鳴き声録音も継続。現行については風音対策。バイノーラル録音も要検討。



参考url
http://bugguide.net/node/view/1355833/bgimage
https://soundcloud.com/ilversea/platypedia-sp/s-w5hQ6

コブゴミムシダマシ(Phloeodes diabolicus Zopheridae)Diabolical Ironclad Beetle 

Family科:Zopheridae - Ironclad Beetles
Genus属:Phloeodes
Species種:diabolicus - Diabolical Ironclad Beetle

  • 041017 mt@tcsp 
  • 朽ちたOak Tree。本種を目にするパターンは大抵は快晴で気温高め、日当たり良好な朽ちた木。たまに、木から落下したためかトレイルを歩行しているものも良く見かける。今回のように一度に三匹も見かけたのは初めて。
  • 産卵飼育に適しているというサルノコシカケのようなきのこをこのポイント周辺でもまだ確認したことがない。
  • エノキの切れ端でも数年以上生きているのでつい忘れてしまうが、サルノコシカケでの産卵飼育も試すこと。

参考url
http://bugguide.net/node/view/5781/tree
http://sirotanmura.web.fc2.com/caresheet/Boletoxenus.html



アメリカキアゲハ(Anise Swallowtail)Papilio zelicaon



Family科:Papilionidae (Swallowtails, Parnassians)
Genus属:Papilio
Species種:zelicaon (Anise Swallowtail)


  • 040917 syrd@pp 
  • 若いワイルドフェンネルを持ち帰ってプランター栽培を試みるも失敗。小さいものでもかなり根が深く、また地面の深いところはかなり固くて岩も多い。
  • 041817持ち帰った三匹は全て蛹化した。昨年より栽培していたフェンネルとワイルドフェンネルの組み合わせ。ワイルドフェンネルは勢いがあって大きいものを選んで先端部分30センチ位を目安に太い枝を切り取り水の入ったバケツで持ち帰れば幼虫飼育は可能。自家栽培のフェンネルがあったほうが良い点は、食べ尽くされた枝だけになったものがちょうど蛹化しやすい環境になること。携帯ケージのネット部分で蛹化する事例がほとんどとはいえ。
  • ワイルドフェンネルのプランター栽培の試みは今後も継続。
  • 来年はこのポイントで3月にも行ってみること。


参考url:
http://bugguide.net/node/view/405188

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Monday, April 17, 2017

キベリタテハ 黄縁立羽(Nymphalis antiopa)Mourning Cloak 



Family科:Nymphalidae - Brush-footed Butterflies タテハチョウ

Genus属:Nymphalis - Tortoiseshells
Species種:antiopa - Mourning Cloak - Hodges#4432 キベリタテハ

  • 040117。tr@tcsp。
  • 毎年同じポイントで複数の蛹を見かけていたが、今年初めて蛹化直前の幼虫も確認。
  • 食樹は柳(Willow)、楡(American elm)、ポプラ(cottonwood)、箱柳(aspen)等とあるので、おそらくこのポイント周辺では柳の可能性高い。次回は食樹の確認。
  • しかしなぜ毎年ここに来るのだろう。周辺はOak Tree主体の森だし、柳の木ではぶら下がるのに不向きなのだろうか?地面に降りて、場合によっては舗装路を横切ってまでこのポイントを目指す何か特別な理由があるのだろうか。
  • この幼虫は日中にハイキングトレイルを大急ぎで横切ることもある。鳥にもトカゲにも狙われるだろうし、命がけの行為にちがいないわけだが、あるいは体に張り巡らされたような突起からは毒でもでるのだろうか。このあたりについては要リサーチ。
  • 蛹の横で羽化待ちしているかのような蜘蛛も多数見かけた。どうしたものか。
  • 040817。同じポイントにて蛹化のポーズに入る前の幼虫を採集。自宅にて数日後041117に蛹化した。

参考url:
http://bugguide.net/node/view/3188/tree
https://ja.wikipedia.org/wiki/キベリタテハ
http://www.butterfliesandmoths.org/species/Nymphalis-antiopa
http://nathistoc.bio.uci.edu/lepidopt/nymph/mcloak.htm
http://www.naturenorth.com/spring/bug/mcloak/Mourning_Cloak.html

Saturday, April 15, 2017

ツマキチョウ (Anthocharis sara) Sara Orangetip

Family科:Pieridae - Whites, Sulphurs, Yellows シロチョウ
Genus属:Anthocharis - Orangetipsツマキチョウ
Species種:sara - Sara Orangetip


  • 032617. tcsp.
  • 先月頃よりハイキングすれば必ず見かけていたが、撮影できたのは今回が初めて。
  • アゲハチョウほど人を警戒しない印象があり、かなり近づくことが出来るが、あまりじっとしていることがない。
  • トレイル脇に咲くBlue Dicksに来ていたところをスマホでパチリ。
  • 食草であるアブラナ科を探すこと。

参考URL:

http://bugguide.net/node/view/388481
http://www.smmflowers.org/bloom/species/Dichelostemma_capitatum_capitatum.htm
http://www.insects.jp/kon-tyotumaki.htm
https://chasingcheckerspots.wordpress.com
http://www.eattheweeds.com/cutting-the-wild-mustard-brassica-sinapis-2/
http://butterfly.ucdavis.edu/butterfly/Anthocharis/sara_sara

カメノコハムシ(Gratiana pallidula)Eggplant Tortoise Beetle

purple nightshade

Family科:Chrysomelidae - Leaf Beetlesハムシ
Subfamily亜科:Cassidinae - Tortoise Beetles and the Hispinesカメノコハムシ
Tribe族: Cassidini - Tortoise Beetles
Genus属:Gratiana
Species種:pallidula - Eggplant Tortoise Beetle
  • 032617. TRT(F#30)@tcspからgct。見通しの悪い一人通れる程度の細いトレイル。マウンテンバイク進入禁止エリアながらも実際には結構入ってくるので危ない。
  • Purple Nightshadeは春先から初夏まで良く見かけるナス科の花。ブルーベリーのような実ができるらしいがまだ見たことがない。毒性あり。

参考url:
http://bugguide.net/node/view/40560/bgimage
http://www.ecnca.org/plants/Solanum_xanti.htm
http://www.smmflowers.org/bloom/species/Solanum_xanti.htm
http://mikawanoyasou.org/data/amerikainuhoozuki.htm
http://www.outdoorlife.com/photos/gallery/2014/09/11-toxic-wild-plants-look-food/?image=1
https://trails.lacounty.gov/Trail/146/garapito-trail

Thursday, April 13, 2017

ツツハムシ(Cryptocephalus sanguinicollis)Case-bearing Leaf Beetle




Family科:Chrysomelidae - Leaf Beetles
Subfamily亜科:Cryptocephalinae - Case-bearing Leaf Beetlesツツハムシ
Genus属:Cryptocephalus
Species種:sanguinicollis - Cryptocephalus sanguinicollis
体長:4mm


  • 040117。tcvd27。野生のフェンネル。フェンネルの葉で2週間。
  • 採集当日は風がかなり強く、ポイントでの撮影は出来なかった。
  • ハムシが見れる季節到来。MSN-505入手次第、ポイントでのデジカメ撮影を開始する。


参考url:
http://bugguide.net/node/view/1210965/bgimage
http://www.insects.jp/konbunkoututuha.htm
https://www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary/200605/1147843423.html
https://www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary/200906/1246005791.html
http://eattheinvaders.org/blue-plate-special-wild-fennel/