虫頭

Tuesday, March 20, 2018

養蜂ワークショップ101(第二回)

031818 cw

  • 前回同様の盛況ぶり。10分ほど遅刻したためマイクを使ったリーダーのイントロ説明を聞き逃してしまったが、女王蜂を注文するとどういう箱に入って配達されるのか、それをどうやって巣箱に定着させるのかが本日の主題。彼の説明では必ずしも彼らの会社から購入することだけを前提としているのではないこと、どこから買うにせよ、プラスチック製あるいは木製のケージに女王蜂と働き蜂数匹が入れられて配送されるであろうことをまずは実物を見せて説明していた。出席者に合唱を促していたポイントは、巣箱の組み立てに使う接着剤は食品対応のものであること、女王蜂たちを用意した巣箱に定着させるためには10日間の鎮静期間を厳守することの2点。同期間中の食料として白いグラニュー糖1カップを1ガロンの水で溶いたものを巣箱のフィーダー部分に入れておくこと。いったんセットしたら一切近寄らず中も覗いたりせず10日間放っておくこと。加えて、女王蜂達を巣箱にセットするタイミングは夜明け前を推奨。この時間帯であれば暗いから空に向かって飛んで行ってしまうことも発生しにくいとの説明。同ケージ内には女王蜂が隔離された小箱が付属しており、その小箱の底にはコルク栓がしてある。これをはずしてマシュマロを詰めて巣箱に設置するとの説明あり。
  • 10名ずつのグループに分かれて、各ステーションに分散。最初は養蜂箱自作キットの巣箱部分(貯蜜箱あるいは育児箱)の外枠部分に関するごく基本的な組み立て方の説明セクションに参加(第三ステーション:"Box Building")。食品用の木工ボンドをパーツ接続面に薄く塗り込んでトンカチで叩きながら押し込んでいくような組み立て方の実演。ボンドでの組み込み工程終了後は、防サビ処理された長さ2インチの釘を接続部分にトンカチで打ち込んでいたが、つまらない冗談を聞かされながらの実演はあまりに唐突で流れもなく、巣箱全体の概要説明もないままだったのでかなり困惑。来月までにラングストロス式養蜂箱の歴史的背景とその基本構造(蓋、網蓋、貯蜜箱、王隔版、巣枠、育児箱、底板)を理解しておくこと。細かい工夫として、巣枠をひっかけるあたりの一部が取り外しができるようになっている説明。これは巣枠周辺を掃除するのに意味があるとのことだが、これも困惑気味。説明者は70前後のおじいさん二人だったが、みかねた40代の女性関係者がフォローに入っていたもののもうひとつパッとしないデモンストレーション。
  • 第二ステーション:"Frame Building"。巣枠作りの工程実演。巣枠を一度に複数作れる構造の木製ケースに割り箸のような巣枠パーツを設置して電動トンカチで大量生産。屋根の下でたいして眩しくもないのにサングラスをかけているお兄さん。その隣では無口な60代位のおじさんが巣枠に針金を通し、ハニカム模様の蜜蝋でできたようなシート(巣礎)を貼り付けていく実演。
  • 第四ステーション:"Package Installing"。女王蜂のブリーダーからケージが届いたところから、どうやって巣箱に設置するかの説明。蜂が入っていない空っぽの木製とプラスチック製ケージ実物が参加者に回覧される。木製ケージには空き缶が埋め込まれているのが不可解だが、缶の中に蜂蜜を水で溶いたものが輸送中の餌として格納されているとの説明があったけれども。来月は缶の構造について実物を再度確認すること。ハイブツールについては、2つあると何かと便利だということ、それと米国製と外国製だと色が違うとかの説明。経験豊かな養蜂じいさんと今年で8年目の30代半ば位の男性のコンビが説明。じいさんはやたらパイプふかしてやや迷惑、もう一人もとてもアメリカンぶっきらぼうスタイル。わかりやすいけれど、昆虫学系とは違うインダストリーな方々。砂漠地帯で養蜂を考えるならSteve Meltonに問い合わせることをすすめられた。女王蜂ケージのコルクを抜いてマシュマロに詰め替えたら巣箱の中央となる巣枠と巣枠の間に設置するが、その際、ケージの網目部分を巣箱の前から後ろに向くように取り付けるように、とのこと。設置後10日経過して巣箱を開けて、もし卵しか確認できなかったらそれ以上女王蜂を探さないこと。カリフォルニアではイタリア・ミツバチ ("Italian bees" : A. mellifera ligustica)が主流だが、カーニオラン・ミツバチ("Carniolan bees":A. mellifera carnica)も一部普及。女王蜂を働き蜂の中から見分けるのは最初は大変なので5ドル追加でマーキングしてくれるサービスもある。女王蜂の寿命は最長3年。


http://totomo.net/2061.htm
http://www.honey-is.jp/trivia/t86.html
https://archive.org/stream/langstrothonhiv00lang#page/n11/mode/thumb
https://www.motherearthnews.jp/2015/05/15/how-to-start-beekeeping-what-all-the-buzz-is-about/
http://www.wakuwakulifu.com/mitubachihanbai.html
http://farm41.easy-magic.com/user/index.php?menu_id=300&mode=view_content&news_content_id=119&page=1
https://www.honeybeesonline.com/installing-a-package-of-bees/
https://youtu.be/tUeVxQcyKZg
https://youtu.be/RPz3vQAlp8s
http://www.avbeekeepers.com
http://tawara88.com/assets/library/09technics/09Queen%20Application.pdf
http://www.thehivelife.com/tag/queen-cage/
https://www.bee-lab.jp/hobeey/hobeeydb/db01/hobeey01_11.html



Sunday, March 18, 2018

ヒナバッタ(Cibolacris parviceps)Cream Grasshopper


Family科:Acrididae バッタ (Short-horned Grasshoppers)
Subfamily亜科:Gomphocerinaeヒナバッタ(Slant-faced Grasshoppers)
Genus属:Cibolacris
Species種:parviceps (Cream Grasshopper)
体長:

  • 030918 jtca 
  • 宿泊先の一軒隣にある空き地。ザクザクした砂地にこの地域特有の乾燥に強い植物群。バッタが食べられそうな柔かい葉を持つ草などの植物がまだあまり育ってない。歩く振動に反応して動くので目をこらさずとも見つけやすい。
  • 031718 リンゴの皮の次は人参とセロリの葉を実験中。金魚や亀の餌、ドッグフードも食べるとあるので、明日以降は在庫のウサギの餌で実験すること。加えて、きゅうりにキャベツ、レタス、白菜。
  • 日本では「シリシリシリ」と鳴くらしい。いずれは鳴き声も確認。


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Tuesday, March 13, 2018

コフキコガネ(Coenonycha testacea)Junebug



Family科:Scarabaeidae - Scarab Beetles
Subfamily亜科:Melolonthinaeコフキコガネ - May Beetles and Junebugs
Tribe族:Dichelonychini
Genus属:Coenonycha
種:testacea
体長:6mm


  • 030918 jt.ca. abbhouse
  • 宿泊先の庭に生えるメスキート4本にLEDライトトラップを設置。翌朝、内、ひとつに3匹。
  • ケースに振動を与えると擬死する傾向あり。
  • リンゴの皮を与えてみたものの食べている様子を確認できなかった。
  • 031318 ひっくり返ったまままったく動かなかったので放置していたが、スキャナーの明かりに当てたところで復活。元気に歩き出した。冷凍パイナップルの切れ端を与えて様子を見る。
  • カブトムシ亜科のCyclocephala属(Masked Chafers)に似て脚は長めなのだが、総じて一回り小さく、かつ細身で頭部も黒くない。同じスジコガネ亜科のAnomala属には確かに近い印象。
  • あの過酷な砂漠地帯でしかも3月、まだまだ肌寒い時間帯も長く、成虫が餌をとることはまず不可能。脚が長めなので木を上り下りできなくもなさそうだが、樹液が出る木もまずない。幼虫はおそらく根でもかじるタイプなのか。本種の生態につき要リサーチ。
  • 今回の飼育実験でパイナップルを食べる様子を確認できたら、次回はバナナトラップを試してみる。
  • 生きているうちに三脚固定のビデオ撮影も試みること。
  • 031418一日中まったく動きなし。ピンセットで刺激を与えると多少脚を動かす程度だが生きてはいる。パイナップルにも興味を示さない。
  • 031518 3匹中2匹が生きている。本種はアボカドの害虫と認識されているので、アボカドの切れ端をケースに入れて様子を見る。アボカドの枝葉を齧るならば、今回は間に合わないとはいえ、アボカド栽培はじめること。
  • Coenonycha luridaと本種の違いにつき要確認。

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Integrated Pest Management For Avocados By Steve H. Dreistadt(140頁)

ミツバチ(Apis mellifera)Western Honey Bee


  • 030818 rh@iw テニスコートの照明
  • コート裏の特設駐車スペースに設置されていたの特設照明にも無数のミツバチが集まっていて、テニスコートに流れてきたのは数匹程度。本来、夜行性でないミツバチがあれだけ集まってきてしまったのは特設照明の発電機部分が発していた爆音とその振動によるものではないか。いずれにせよ、近くの植木部分あるいは二階建て駐車場のどこかにミツバチの巣がある可能性がある。気軽に照明の周りをチェックしてしまったが、もし、あのミツバチがアフリカナイズドミツバチだったらひどいことになっていたのか、あるいはアフリカナイズドミツバチであっても夜間の行動は照明近くから離れさえすればそれほど心配することはなかったのか。
  • ミツバチは夜間どうしているのか、近所の照明に飛んで行ってしまうことはないのか、、について次回養蜂ワークショップで聞いてみること。
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Monday, March 12, 2018

クロマルコガネ/クロマルカブト(Tomarus gibbosus)Carrot Beetle

Family科:Scarabaeidae - Scarab Beetles 
Subfamily亜科:Dynastinae - Rhinoceros Beetles カブトムシ
Tribe族:Pentodontini クロマルコガネ/クロマルカブト
Genus属:Tomarus - Carrot Beetle
Species種:gibbosus
体長:要測定


  • 030818 RH@iw テニスコートの照明
  • 031218 リンゴの皮で飼育中。
  • 雌雄を区別するポイントを要リサーチ。
  • ダリア、アヤメ、ユリ及びヒマワリの害虫とあるが、具体的には何をするのだろう。幼虫が根を食べるのかどうか具体的記述を確認すること。一方、成虫は野外ではなにを食べるのか調べてみること。この短い脚では木や花を登ったりすることは出来なさそう。もしかすると、俗名にあるとおり、人参を食べるのだろうか。一度成虫に人参を与えてみること。
  • 日本で朽ち果てたソテツの株にいるならば、こちらであれば、砂漠なら朽ち果てたユッカの材割りを、今回のポイントならばパームツリーを確認してみる価値ありそう。要確認。
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Saturday, March 03, 2018

コカブト(Phileurus truncatus)Triceratops Beetle

Family科:Scarabaeidae - Scarab Beetles コガネムシ
Subfamily亜科:Dynastinae - Rhinoceros Beetles カブトムシ
Tribe族:Phileurini コカブト
Genus属:Phileurus コカブト
Species種:truncatus - Triceratops Beetle
体長:34mm

  • 0717. svaz. 虫友Dのお供旅行.
  • Teepeeとみまごうばかりのシートを張り巡らした巨大ブラックライト。凄まじい数の虫が押し寄せてくるなか、周辺の少し暗がりにばかり飛来。
  • 030318 昨年飼育開始当初より主にパイナップルの切れ端ばかりですでに8ヶ月経過。
  • 飼育開始して数週間でダニが発生し、現在もそのままだが、さすがに取り除きたい。古い歯ブラシで取り除くことができるとの情報もあるので、まずはこれを試すこと。同時に針葉樹でできたマットあるいはその代替品を用意できるか検討すること。木酢液とは何か、そんなものがこちらでも用意できるのか要検討。
  • ダニ退散スプレー、ダニよけシート、ダニ取りシートといった商品とはなんなのか、代用品がないか要検討。
  • その他ダニ対策についても要リサーチ。
  • 05182匹の内の1匹が死亡。 パイナップルだけで11ヶ月。水やり餌やりとも1週間に一度程度。
  • 毎シーズン必ず遭遇する小型のコカブトはコカブト族ながら違うHemiphileurus属。


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フユセンチコガネ(Rain Beetle)Pleocoma badia hirsuta

 ♂1(上)
♂2(下)
 ♂2(上)
♂2(下)
 ♂3(上)
♂3(下)
 ♂4(上)
♂4(下)
 ♂5(上)
♂5(下)
 ♂6(上)
♂7(下)
 ♂8(上)
♂8(下)
 ♂9(上)
♂9(下)
 ♂10(上)
♂10(下)
 ♂11(上)
♂12(下)
 ♂13(上)
♂13(下)
 ♂14(上)
♂15(下)
 ♂16(上)
♂16(下)
 ♂17(上)
 ♂17(前)
♂17(下)
 ♂18(上)
 ♂18(横)
♂18(下)
 ♂19(上)
 ♂19(下1)
♂19(下2)
 ♂20(上)
♂20(下)
Family科:Pleocomidaeフユセンチコガネ - Rain Beetles
Genus属:Pleocoma - Rain Beetles
Species種:badia - Pleocoma badia

Subspecies亜種:hirsuta - Pleocoma badia hirsuta



  • 010818. ah. 6am.ブラックライト
  • 5:24分現地着(56f)
  • 気象条件:5:51AM/60.1°F/83%/ほぼ無風/雨0.01インチ
  • 採集ポイントが道路脇でもあり、サーチライト型は迷惑。J考案のランタン改造型に変更して数年経過するが成果に不満なし。
  • 光源に対しかなり下の位置から飛んでくる印象。本種はカブトムシやクワガタのような飛びかたはしない。雌を探しながら飛んでいるわけだから、せいぜい地表から1m以内を上下しながらといた飛んでいるのではないか。
  • 次回(たぶん来シーズン)は、オスをroの開けた場所で放して後を追うこと。
  • ro沿いの駐車規制プレートも確認(撮影)すること。早朝なので問題あるとも思えないが。周辺住民から不審に思われるのも困るので。
  • ポイントに向かう途中左側にある公園も今年はハイキングを数回は行い地理地質状況を良く理解しておくこと。
  • 金属探知機appについて理解深めておくこと。
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