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一昨日の9月28日、♂が一匹死んでしまいました。お引っ越しのときに地面にでてこなかったので心配していましたが、交尾もすませて力つきたのでしょう。足がとれたりせずにきれいな体だったので、水洗いして虫ピンで脚や触覚の位置を整えてながらお線香とお花をお供えしました。あるていど乾燥したらスキャナーで細部まで写真にとっておこうと思っています。ちゃんとした標本を作る場合は、背中からおなかに向けて一本虫ピンをさすものですが、僕にはかわいそうでそれができません。死んでいるのですから痛いわけではないのでしょうが、飼っていた虫には愛着(あいちゃく)があってなかなか出来ないものです。こういう考え方はいたって日本的なのかもしれません。こちらの虫好きの友人たちはこのあたり全然気にしないようです。といっても、僕も珍しい世界のカブトムシの標本ならいくつか持っています。そのうちスキャンしてご紹介しますね。